西荻ペインクリニック院長による症例解説

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ブログ移転しました

うちのクリニックのホームページのリニューアルにともない、ブログも新しくしました。

西荻ペインクリニックのホームページ
http://kawate-painclinic.com/

にリンクがあります。

ブログのタイトルは『ひまあり日記』です。

引き続きよろしくお願いします。
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メタボリックシンドローム

日本成人病学会に行って来ました。

メタボリックシンドロームについてのシンポジウムに出席しました。
心筋梗塞の発症率や、脳梗塞について活発に討論されていました。

メタボリックシンドロームが、以前は『シンドロームX(エックス)』とか『死の四重奏』などと言われていたことを知っている一般の人たちはどのくらいいらっしゃるでしょうか。

腹囲85cm以上という基準ができて、、『メタボ』という愛称(?)でよばれるようになり、一般の人たちになじみやすくなったかわりに、メタボは『肥満』の別称みたいに思われて、「メタボ」であることに対して、危機感が薄くなってきたような印象すらあります。

糖尿病、高血圧、高脂血症と上体の肥満をあわせて、『Deadly Quartet』(死の四重奏)といいます。

4つのリスクが重奏曲をかなでると、高率に心筋梗塞のような死に至る病のクライマックスが待っているのです。
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新年会

所属する大学医局の新年会に行って来ました。

診療を昼1時半に終えて、昨日準備しておいた和服を着ました。
パーティーなので、さすがに一人では自信がなくて母に応援を頼んで着付けを手伝ってもらいました。

私の着ていた着物は、普通の小紋に名古屋帯だったので、着物の格としては普通の外出着ですが、気持ちはドレスアップした気分でした。

和服は着慣れないので、肩はこりましたが、1年に一回、和服をきるチャンスがあるのはとても嬉しいことです。

会場は東京會舘。
教授の挨拶に始まり、医局員による「大学病院での心臓麻酔の現況」、某大学病院の病院長に就任した先輩T先生の挨拶、招待講演ではJ医科大学教授の「小児麻酔の現状」などの講演が続きました。

17:00から第二部の立食の懇親会が始まりました。

日本に麻酔科を始めて作った初代の教授もみえていて、挨拶をされました。90才ということでしたが、矍鑠としてとても元気そうでした。

医局の先輩方に挨拶と近況の報告をし、以前一緒に仕事をした仲間たちとは仕事の様子を報告をしあい話がはずみました。
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和服の楽しみ

毎年1月の第2土曜日は所属する大学医局の同門会をかねた新年会があります。

この会に私はいつも和服で行くことにしています。

昨年は『麻酔科医の開業』という題で講演をしたので、さすがに時間の余裕がなくて洋服で出席しましたが、それ以外はずっと和服でとおしています。

着物も帯も自分で買ったものはなくて、全部母のものです。
どの着物にするか、帯はどれにしようか、小物はそろっているかと準備に結構時間がかかりました。

明日仕事が終わってから、着ることになるので、復習のつもりで、実際に着てみました。

う〜ん・・・
和服っていいですね。

40−50年前の着物なのに、いつまでたってもシックで豪華です。
自分が日本人だなぁと自覚する瞬間です。

年をとるにつれて、だんだん和服が似合うような気がしています。
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仕事始め

1月4日から診療を始めました。

「正月休みで仕事をしなかったので、らくに過ごせました」という方、

「冬休みは家族がうちにいるので、家事が忙しくて痛みが強くなりました」という方、

「治療間隔があいてしまって、ちょっとつらかった」という方、などさまざまでした。

「治療間隔があいてしまったけど、痛みは出なかった」とか
「去年の正月のことを思うと、格段によくなっているのがわかりました」

という方が多かったのは、とても嬉しかったです。
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2010年

あけましておめでとうございます。

みなさんにとっても私にとっても、今年も充実したよい年でありますように。

毎年、お正月休みは、スキーに行っていたのですが、今年はうちでのんびり過ごしています。

うちでのんびりというのもなかなかいいものですね。
料理をしたり、本を読んだり、駅伝やサッカーをみたり・・・

仕事(勉強)もちょっとしましたが、時間がたくさんあると思うと集中力が発揮できずに、すぐに飽きてしまいます。

こういう日があってもいいなぁと思いました。

4日から診療開始ですから、明日は半日くらい仕事をして、身体と頭を仕事モードに切り替えることにします。
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貼付薬を貼るのは医療行為?!

先日、良性疾患だけど、寝られないほどの激痛のあったUさんの痛みに、麻薬を含んだ貼り薬を使った話をしました。

そのUさんは、自分で薬が貼れないので、デュロテップパッチを貼るときには、クリニックに来ていいですか?と言われました。
「ヘルパーさんは、薬貼ってくれないんですよ」
ヘルパーは医療行為はできないというのが理由だそうです。

「どうぞ、いつでも貼りますよ」と言いましたが、よくよく考えてみると、釈然としません。

薬を含んだ貼り薬を貼るのは医療行為でしょうか。
患者さんが自分で貼ったり、家族に貼ってもらったりする薬です。

薬効成分を含んだシートを貼るのですから、湿布と同じです。
薬を貼る手助けをするのが医療行為と言えるでしょうか。

ヘルパーの仕事をなるべく減らそうという詭弁のような気がしました。

今、調べていたら、やっぱりこの種の問題は以前から持ち上がっているようで、今年の7月に厚労省が、
「ヘルパーなど介護職が行うことができる『医療行為でないもの』」が各自治体に通知されていました。

その中に、軟膏の塗布や湿布の貼付、薬の内服、点眼、坐薬挿入などが「医療行為ではない」項目として明示されていました。

これなら、フェンタニルを含んだデュロテップパッチも貼付してもらうことができると思います。

この文章を印刷して、Uさんに渡しましょう。
これを見せれば、ヘルパーさんは快く薬を貼るのを手伝ってくれるでしょう。
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産業医の更新

「産業医の更新の時期です、2月26日までに、更新の手続きをしてください」という書類が届きました。

え〜!!!!
まったく資格を更新するのに必要な講習うけてない・・・

更新するには、5年で20単位の講習を受けなくてはなりません。

開業を決心したときに、ペインクリニックだけでやっていけない時のことを考えて、産業医の資格をとりました。
外来で患者さんを診るときに、産業医としての知識は役に立つかもしれないという思いもありました。

あれから5年。
産業医としての仕事や活動をしないまま更新の時期が来てしまいました。

せっかく得た資格なので、資格の期限が切れる5月までに、なんとか20単位の講習をうけて、更新をしようと思っています。
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良性疾患の痛みに麻薬

60才のUさんが、腕と首が痛くて3日間ほとんど寝ていないといって1年ぶりに来院されました。

ある病気のせいで慢性的に肩や背中に痛みがあるのですが、神経ブロックの適応はないので、今まで何度か来院されたときは、キセノン治療器を使ったり、置き鍼で処置をしていました。

今回は、手持ちのロキソニンを飲んでも効かないんです。
肩と背中に注射をしてもらえませんかということでした。

常々注射は嫌だとおっしゃっていたので、よほど痛みがつらいのでしょう。

トリガーポイント注射をしてみましたが、効果は数時間で、やっぱり夜は眠れなかったそうです。

すぐに麻薬の処方の話をしました。
保険で使えるのは、リン酸コデインと塩酸モルヒネだけです。
どちらも便秘は必発です。

Uさんの病気は、便秘になることは絶対避けなければなりません。

便秘必発の薬は使えません。他に何か手はありませんかと言われました。

フェンタニールという麻薬の貼り薬(デュロテップパッチ)がすぐに頭に浮かびました。

この薬は鎮痛効果は強力で、3日間貼りっぱなしで、皮膚から持続的に吸収されるので、血中濃度が安定して、貼っている間中、良好な鎮痛効果が持続するのです。
しかも、他の麻薬ほど、便秘や眠気、嘔気の副作用は強くありません。

問題なのは、良性疾患の痛みには保険適応がとれてないので、自費での処方になります。

2.1mgのパッチ1枚が2000円弱と高価ですが、1枚で3日間以上効果が持続することを話すと、Uさんは、是非使ってみたいと言われました。

2.1mgで鎮痛効果はじゅうぶんかどうか、また副作用は少ないとなっていますが、Uさんの場合はどうかとあれこれ心配でした。

果たして、便秘もおこらず、最少の容量で、ある程度良好な鎮痛効果を得ることができました。

この薬、慢性疼痛に対する効果を調べる治験をしたのは、2年くらい前です。
保険適応の許可がおりるのに、いったいどのくらいの時間が必要なのでしょうか。

Uさんのように、通常の痛みの治療では効果がない患者さんには、比較的使い安い麻薬です。
早く保険で使えるようになるといいのですが。
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霜の降りた練習場

コースに行かない日曜日は必ず三鷹の浄水場の先にある打ちっ放しに練習に行きます。

1Fはすぐにいっぱいになるので、朝7:30のオープンに間に合うように行くようにしています。

今日は特に寒いせいか、さすがにドアが開く前に並んでいる人の数は多くありませんでした。

練習場のグラウンドは霜が降りていて、ボールが弾んでいくと、小さな水のしぶきが跳ねて朝日にきらきら光ります。

クラブを振っているとだんだん身体が温まっていきます。
吐く息が白いので、窓にかかっている温度計を見ました。

2℃。
あぁ・・・やっぱり温度は低いんだ・・・

陽がだんだん高くなると、キーンと張りつめた空気がゆるむようでした。
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